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「ほったらかし運用」とは
資産運用を始めてみたものの
- 「思ったより時間が取れない」
- 「自分自身で続けるのは大変だった」
- 「チャートを見たり株式を分析することに疲れてしまった」
などの理由から投資を続けられなくなってしまう人は少なくありません。
投資は、マメな情報収集や勉強、緻密な調査や分析を継続しなければならず、就業後の空き時間などで”ちょこちょこ”やっていみたいと思ってた人が、現実に打ちのめされるのはよくある話です。
そんな人たちに今注目されているのが「ほったらかし運用」です。
ほったらかし運用とは、その名の通り”ほったらかし”で運用するというものですが、そのポイントはどんなところにあるのでしょうか。
今回は
- ほったらかし運用のポイント
- ほったらかし運用とヘッジファンドの相性の良さ
- ほったらかし運用におすすめのファンド
を順に解説していきたいと思います。
ほったらかし運用がおすすめなのは、仕事や生活が忙しい人ばかりではありません。そもそもあまり自分で投資する自身(知識や経験)がない投資初心者にも適しています。
また、1,000万円を超えるような高額な資金を運用する人にも適しています。
高額資金の運用はほんの数%の値動きでも数十万円単位の損益になってしまうため、精神的にも非常に大きな負担になります。
精神的な負荷を減らしたい、ノンストレスで運用したい人にもほったらかし運用はおすすめです。
「ほったらかし運用」のポイント
ほったらかしで運用したいからといって何でもかんでもほったらかしにできるわけではありません。
ほったらかしで運用するにはそれに適しているポイントを押さえたものに投資する必要があります。
ほったらかしで運用するための3つのポイント
- 長期間継続できる
- 相場などに左右されない
- 自動で積み立てる
についてそれぞれ解説していきます。
長期間継続できる
ほったらかしで運用するのに短期的にしか利益が狙えないようなものは適していません。
仮に利回りが高そうだとしても、1ヶ月しか持たないのであれば、1ヶ月以内に新たな投資先を探し出さなければならず、その都度手間がかかってしまいます。
その投資対象や金融商品の性質が長期間リターンが期待できるものに投資する必要があります。
中長期的(10年、20年単位)での成長が見込まれるような産業・地域や、永続的な成長が期待できるヘッジファンドのような組織が適しています。
相場などに左右されない
ほったらかしで運用するためには、環境の変化に対応できるようなものでなければいけません。
株式投資の場合、株価は日々上下しているので、株価の変化によって常に売買する必要があります。
会社の業績にも左右されるため、決済や経済ニュースなどをチェックする必要があることを考えると、ほったらかしから最も遠い投資家もしれません。
不動産投資についても考えてみましょう。
保有(投資)している物件の価値が上がれば売却益(キャピタルゲイン)を狙うことも考える必要があるでしょうし、不動産相場の変化が小さくても、管理の手間がかかる上に、経年劣化に伴う家賃(テナント料)の見直しなども必要になります。
こちらもほったらかしには遠い投資です。
ほったらかし運用をする場合には、株や不動産のように日々の値動きや相場に左右されない性質を持った金融商品に投資する必要があります。
あるいは、相場・環境の変化に自動で対応できるような金融商品である必要があります。
自動で積立できる
運用をほったらかしで続けるには、定期的に得られるリターンの扱いについても注意しなければなりません。
不動産投資の家賃収入のように、都度リターンが返ってくるようなものの場合、その利益の次の投資先をその都度考えて見直す必要が出てきてしまいます。
特に、不動産投資の場合、都度物件を拡張したりすることもできないため、インカムゲイン(家賃収入)を積み立てて運用するのが非常に困難です。
長期投資において、得たリターンをいかに次の投資先に分配していくかは非常に重要です。
長期運用は、リターンを積み立てて運用し複利で回してこそ、雪だるま式に資産を増やすことができます。
利益をそのまま積み立ててくれるような、リターンの扱いについてもほったらかしでOKな投資先である必要があります。
ヘッジファンドが適しているワケ
ほったらかし運用に重要な「長期継続・相場に左右されない・自動で積立て」という3つのポイントを押さえた投資先としては、ヘッジファンドがおすすめです。
ヘッジファンドは、投資によって利益を追求する資産運用専門の金融機関です。
投資のプロであるファンドマネージャ(運用責任者)がファンドを率いて、独自の戦略と高い専門性を駆使して、高いパフォーマンスを発揮します。
投資家は、資産を預ける(ファンドに投資・出資する)ことで、ファンドが運用で得たリターンの一部を受け取ることができます。
ヘッジファンドは資産運用する組織・機関として、そもそもが運用し続けることを前提に作られた組織です。当然のことながら、資産を預けて長期的に運用することに適しています。
そして「絶対収益主義」であり、どのような状況であっても成果(利益)を出すことに秀でています。
戦略はファンドごとに様々ですが、相場・市況に影響を受けにくい投資手法を採用するだけでなく、環境の変化に対応する力があるのもヘッジファンドの魅力の一つです。
ヘッジファンドのファンドマネージャ(運用の責任者)が、ファンドとしての利益を追求するべく、その都度最適な投資手法・戦略を選択します。
ファンドのしての利益が投資家の利益にも直結するので、相場に左右されないリターンが期待できます。
また、基本的にヘッジファンドはリターンをそのまま積み立てて投資することが可能です。
不動産投資の場合、リターンの分だけ部屋を大きくしたり、小刻みに対象を増やすことができませんが、入り口(※)は大きいもののその後は積み立てて資産を増やすことが可能になります。
※ヘッジファンドは、投資家の数を制限しているところもあり、最低出資金額が設定されているのが一般的です。細かい設定はファンドごとに様々ですが、1,000万円が最低金額の目安になるので、注意しましょう。
- 長期継続
- 相場に左右されない
- 自動で積立て
の3点をしっかりと満たしており、ヘッジファンドは「ほったらかし運用」に最適な選択肢と言えます。
おすすめファンド紹介
では、最後に長期間のほったらかし運用におすすめのファンドを1つご紹介しましょう。
ここで紹介するのはBMキャピタル(BM CAPITAL)です。
ファンド概要
名称 | ビーエムキャピタル合同会社 |
英名 | BM CAPITAL LLC |
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木7-18-1 |
事業目的 | (1)金融商品取引法に基づく有価証券及びデリバティブ取引 (2)各種事業への投資 (3)有価証券の自己募集 (4)経営コンサルティング業務 (5)前各号に附帯する一切の業務 |
参考:BMキャピタルHPより
BMキャピタル(BM CAPITAL)はバリュー投資を基本に「資産を守る」というポリシーで運用しているヘッジファンドです。
バリュー投資とは、会社の価値(value)に着目する投資手法の1つで、資産価値から割安な株式を選定し投資します。
元々割安な株に投資することで値崩れによる損失リスクを抑え、また相場の上下に左右されにくいという特徴があります。
BMキャピタル(BM CAPITAL)について詳しくは以下の記事でも考察していますが、自社募集のファンドのためそこまで多くの情報は公開されていません。
興味のある人は、ぜひ問い合わせてご自身の目で直接確認してみてください。