目次
BMキャピタルとは
資産運用をしている人たちの間で、最近特に注目を集めているのがヘッジファンドです。
元々は富裕層や資産家と呼ばれる、億単位の資金を運用する投資家を対象に資金調達をしていましたが、近年は中型・小型のファンドが現れたことで、より少額から出資できるファンドも増えてきており、私たち一般の投資家にとっても十分現実的に考えられる選択肢の1つとなってきています。
そんな数あるヘッジファンドの中でも、最近注目度が高いのが、国内中小型株を対象としたバリュー投資で高い成績を修めているBMキャピタル(BM CAPITAL)です。
BMキャピタル概要
名称 | ビーエムキャピタル合同会社 |
英名 | BM CAPITAL LLC |
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木7-18-1 |
事業目的 | (1)金融商品取引法に基づく有価証券及びデリバティブ取引 (2)各種事業への投資 (3)有価証券の自己募集 (4)経営コンサルティング業務 (5)前各号に附帯する一切の業務 |
参考:BMキャピタルHPより
BMキャピタル(BM CAPITAL)は、リスクを抑えた投資手法によって安定した運用成績をキープしつつも、年10%以上という高いパフォーマンスを記録しています。
参考:BM CAPITL公式より
また「1,000万円から出資OK」という(比較的)ハードルの低さもあって、特に投資初心者に人気、おすすめのファンドとしても有名です。
ここではそんなBMキャピタル(BM CAPITAL)について、より詳しく運用の中身や特徴、注意点からクチコミ、出資の方法まで徹底的に解説していきたいと思います。
ヘッジファンドについて
ヘッジファンドとは、投資によって利益を追求する資産運用の専門機関です。
ヘッジファンドには様々な種類がありますが、そのどれもが超一流の投資家であるファンドマネージャの運用手法・投資戦略に則って運用され、金融業界においても高い成果を残しています。
ヘッジファンドの運用は、ファンドマネージャが確固たる決意・戦略の元に繰り広げられます。
もしそのファンド(ファンドマネージャ)の運用の方法に興味があり、また賛同できる場合に「相乗り」できるのがヘッジファンドです。
出資者・投資家に合わせて運用の内容を変えるようなものではありません。
一方、ファンドラップなどはとりあえず投資家から資金を集めた上で、それをどうやって運用するのかを後から考えます。
(投資信託も「どうやって投資家から資金を集めるか」を念頭にファンドを設定しているので同じようなものです)
一見すると、顧客のニーズに合わせており親切なようにも見えますが、実際には大したことないレベルの低い運用になってしまうことは避けられません。
極端な話、究極に利益が出る運用の方法があれば、それを追求していくことこそが最良であり、優れた投資先です。
ヘッジファンドは、ファンドごとにそれぞれ最良と思える運用を貫いているため、これほどまでに高い成果を残せているのかもしれません。
日本銀行が最新の金融・経済に関する情報をまとめて編集・発行している『日銀レビュー』によると、ヘッジファンドのリターンは株式の成長を大きく上回り、平均して10年で約2倍(≒年7%+)のパフォーマンスを記録していることがわかります。
(このレポートの中では、とりわけPEファンドがさらに高いパフォーマンスであることが述べられています)
出典:日銀レビュー 最近のプライベート・エクイティ・ファンドの増勢について
このように高いパフォーマンスを記録するヘッジファンドは、その投資先にも注目が集まることが珍しくありません。
世界最高の投資家の1人である、ウォーレン・バフェット氏(Warren Edward Buffett, 世界最大級のヘッジファンドBerkshire Hathaway Inc.の会長兼CEO)の言動などは注目が集まっており、バフェットや彼の経営するファンドが大量に株を保有したり売却することは、株式市場に大きな影響を与えます。
もちろん、多くの株式が売り・買いされること自体もマーケットに影響を与えますが、著名な投資家の売買は、その動機も含めて多くの金融関係者の注目の的です。
と、様々な投資家が参考にすることも珍しくありません。
その高い運用成績や運用資金の多額さだけでなく、運用の中身にまでも注目が集まるのがヘッジファンドなのです。
BMキャピタルの特徴
話題のBMキャピタル(BM CAPITAL)について掘り下げていくにあたって、まずはBMキャピタルがどんなファンドなのかを見ていきましょう。
ここでは
- 投資戦略:バリュー投資で安定運用
- 運用の仕組み:ファンドならではの完全委任
- 投資の条件:1,000万円から出資可能
の3つのポイントに整理して解説していきたいと思います。
バリュー投資で安定運用
BMキャピタル(BM CAPITAL)はバリュー投資を基本戦略としており、リスクを抑えて堅実に運用することを第一に掲げています。
バリュー投資とは、会社・企業の価値(Value)を重視して株価を評価する投資手法の一つです。会社の状態を財務や会計など様々な角度から詳しく分析することで、その会社が持つ価値(Value)を徹底的に分析・評価し、売買の判断に活用します。
その会社の持つ価値(Value)よりも低い株価(=価格)の会社に投資することで、値崩れする=損をするリスクを最小限に抑え、堅実に着実な運用成果が期待できる傾向にあります。
チャートやトレンドを追う「テクニカル分析」と対をなす「ファンダメンタルズ分析」の一つに分類されます。
世の中には様々な種類のファンドがあり、もちろん少しでも高いリターンを狙っていくファンドも少なくありませんが、大きなリターンを狙う際にはそれ相応のリスクが伴います。
投機的な運用を目的とする場合や、複数のファンドに投資するほどの余剰資金がある場合は別ですが、ヘッジファンドでの運用を検討するほとんどの方が、1,2社への出資が限度でしょう。
そういった方は、自分自身でリスクを分散することが難しいため、リスクの高い運用をするファンドは避ける方が無難です。
BMキャピタルは、とにかくリスクを抑えることを最優先とし、その中で着実なリターンを追求しています。
特に、まだまだ投資経験の浅い初心者や、「投資で食べていく」というよりは、「余剰資金を運用して少しでもリターンが得られれば嬉しい」という考えの方に適しています。
ファンドならではの完全委任
BMキャピタル(BM CAPITAL)をはじめ、ヘッジファンドは運用のプロであるファンドマネージャが運用の全責任を負います。
ヘッジファンドの運用は、そのファンドの運用に携わる人間に委ねられ、投資家・出資者が口を出すことはできません。
もし自分自身で運用していた経験があり「もっとこうした方が良い」と意見を言いたいのであれば、ヘッジファンドは向いていないでしょう。
ヘッジファンドに運用を任せるということを、「運用に口出しができない」と捉えることもできますが、一方で、完全に運用を任せることができ、投資家に知識や経験がなくても問題なく運用をスタートできるという良い側面もあります。
当然のことながら投資は簡単ではありません。
株や投資信託で運用しようと思った場合、どの銘柄にどの程度の資金を割り振るのかポートフォリオを組んでリスクマネジメントをする必要があります。
また、一度優良な銘柄を見つけて投資したとしても、その会社の業績や株価は常に変化していきます。仮に業績が順調だったとしても、株価が割高になりすぎれば売却を検討することもあるでしょうし、そもそもより良い銘柄がないか常に調査する必要もあります。
株価が上下すれば、当然ポートフォリオのバランスも変わってくるので、適宜「リバランス」のための売買をする必要もあります。
このように複雑で手間のかかる投資業を、すべて「おまかせ」できるのがヘッジファンドのメリットです。
投資家はファンドに資産を預けるだけですが、その裏でファンドマネージャをはじめとするヘッジファンドの職員は、銘柄調査や会社分析、株価の評価などに日夜奔走してくれます。
特にBMキャピタルのようにアクティビストとしても機能するファンドは、投資先や関連企業に出向き、経営者にも働きかけるなど、その活動は一個人投資家には及ばないレベルに達します。
アクティビストとは、単に株式を保有するだけでなく、投資している(=株主となっている)会社に対して積極的に働きかけるファンドやその投資方法を指します。
特にヘッジファンドのように大きな資金を持っている場合、その会社の株式を大量に保有し、大株主として株式総会を始め、様々な場面で経営に意見することが可能になります。
「大株主として経営に意見する=買収や売却」などネガティブなイメージが先行することもありますが、株式の自己買付や遊休不動産の売却など、その内容は多岐に渡り、一般には経営者と良好な関係を築きます。
とは言え、アクティビストとしての活動は、数十万〜数百万円単位の投資をしている個人投資家には難しく、数億〜数十億円単位で投資するヘッジファンドならではのものと言えます。
そういった、投資に関わる様々な業務・雑務に追われる必要がなく、知識や経験がなくても、他の投資家と同じように、もっと言えば、プロの投資家と同じレベルの運用益を享受できるのが、ヘッジファンドの大きなメリットです。
1,000万円から出資可能
ヘッジファンドで運用する際に、もっとも大きな障害(ハードル)となるのが、その最低出資金額の高さです。
基本的には公開募集をせず、限られた投資家や金融関係者の間で、リファラル(クチコミや紹介)で資金を募るため、出資のハードルも一口数千万円や1億円(=ミリオンドル)といったケースも珍しくありません。
プライベートバンク(Private Bank, PB)などを活用すれば、海外のヘッジファンドを紹介してもらえるケースもありますが、そもそもPBを活用しようと思った場合、最低でも2億〜5億円程度の金融資産を保有していることが条件となるなど、そのハードルは桁違いです。
そんな一般には手の届かないものだったヘッジファンドですが、ここ数年のうちに新設された比較的小規模のものであれば、少額からの出資を受け付けていることもあります。
BMキャピタル(BM CAPITAL)の場合、最低出資金額が1,000万円となっているため、ある程度の収入・貯蓄のある人であれば手の届く範囲でしょう。
ヘッジファンドは、限られた投資家から資金を調達しているため、出資や解約に対して制限を設けている場合があります。
最低出資金額もその1つですが、もう一つ注意が必要なのが「ロックアップ期間」です。
ヘッジファンドではロックアップ期間が設けられており、いつでも自由に資金の出し入れができるわけではありません。
期間の長さはファンドによって様々ですが、数ヶ月〜年に1度しか出資を受け付けておらず、また出金(=解約)もできない場合があるので注意が必要です。
BMキャピタルの場合、四半期毎となっているので、3ヶ月に一度は出資・解約ができるようです。
※これは比較的短い設定であり、投資家にとってはメリットです。
ヘッジファンドに出資する際には「いつでも自由に引き出せるわけではない」ということを念頭に置いた上で、余裕資金の範囲内で運用するようにしましょう。
BMキャピタルで運用するには
ここまで解説してきたBMキャピタル(BM CAPITAL)のポイントをまとめると以下のようになります。
- バリュー投資で低リスクの安定運用
- ファンドマネージャに一任なので初心者にも安心
- 1,000万円からスタートできる
ここまでの情報をまとめると、保守的な運用を好む人や、ヘッジファンドでの運用経験が少ない人が最初に選ぶファンドとして適しているように思います。
反対に積極的にガンガン利益を追求したい人や、自分の実力に自信がある人、リスクがあっても面白い投資にチャレンジしてみたい人にはあまり適していないかもしれません。
とはいえ、BMキャピタル(BM CAPITAL)に投資して期待できるリターンにも十分すぎるものがあります。
仮に年平均5%のリターンが期待できる場合、積み立てて福利で運用すれば10年で1.6倍、20年で2.7倍にもなります。
何もせずに銀行に寝かせている資産に年0.001%程度しか金利が付かないことを考えると、これまで投資経験のなかった人が手にするには十分すぎるほどのリターンです。
安定運用でコツコツ長期間積み重ねていきたい人にBMキャピタルは適します。
ただし、BMキャピタル(BM CAPITAL)は「私募」のため、関係者や既存の投資家からの紹介を主としているため、興味のある人は、自分から問い合わせてコンタクトを取る必要があります。
※金額や手数料の記載があるので、出資者を受け入れているものと推察できます。
一般的な投資信託のように「公募」として広く一般の投資家を募集するためには、様々な審査を通過する必要があり、時間もコストも膨大に必要とします。
公募にすると、知名度がグンと上がりたくさんの資金を集めやすくなる一方で、金融庁への届出や投資先の公開など、様々な制限・制約を必要とします。
ヘッジファンドは、「私募」にすることで募集のハードルが上がる一方で、余計なコストを排除し、より効率的で収益性の高い運用を追求しています。合理性や生産性を重視する金融機関ならではの選択でしょう。
BMキャピタルでの運用に興味のある人は、以下のリンク(公式ページ)から問い合わせてみてください。
BMキャピタルについてもっと詳しく知るには
今回、BMキャピタル(BM CAPITAL)について色々と解説してきましたが、先述の通り私募であるBMキャピタルは、情報が限定的で、全てが公開されているわけではありません。
あくまでも、ここで解説している内容は、ネットなどから得られる一部の情報や、投資・金融に関する一般的な知識を元にして、わかりやすく噛み砕いているものに過ぎません。
BMキャピタル(BM CAPITAL)のような私募ファンドについてより詳しく知るには、直接問い合わせ資料請求をしたり、ファンドの職員に直接話を聞いてみることが一番です。
直接問い合わせた投資家にしか配布されない資料もあるはずなので、一般には公開されていない具体的な投資先(事例等)やこれまでの詳しいパフォーマンスなどを知ることができるかもしれません。
ヘッジファンドでの運用を検討しているのであれば、まずは問い合わせるところがスタート地点です。ぜひご自身の目で、その実態をより深く確認してみてください。